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大学での勉強は仕事にいかせるのか

大学は学生たちの将来の仕事を見据えて、カリキュラムを変更する必要が出てきています。現在必要とされている職は、近い将来必要とされなくなるかもしれないと話すのは、タイ大学学長会議のSuchatvee Suwansawat議長です。

昨日の「タイの原動力となる大学(原題:Universities, the driver of Thailand 4.0)」と題されたフォーラムでSuchatvee氏は、AI、ロボティクス、ナノテクノロジーなどの新しい技術によって、雇用状況が劇的に変化していると話しました。ある分野では人材不足に陥っているにもかかわらず、別の分野では求人がないというような状況です。

「複雑な問題を解決できる人や批判的思考、創造的な技術を持った人の需要は高まっていく一方で、基本的な技術しかないような労働者は、ロボットやそのほかの賢いシステムに仕事を奪われてしまうでしょう。」と彼は言います。

すでに、自動車会社、銀行、テレコムで仕事がなくなってきていると彼は言います。教育分野は労働力の確保のため、その内容を適応させていかなければなりません。「この状況は私たちに、準備をしておきなさいと教えているのです。」と彼は言いました。

しかし、Suchatvee氏は多くのタイの大学は古いやり方に固執していて、大学が用意した規定の専攻しか勉強できない状況になっていると言います。

「多くの海外のトップ大学は、新たなモデルを導入しています。それは、学生自身が専攻を作り出せるというものです。芸術と科学を合わせて同じカリキュラムで取ることができ、医療系を専攻しながらエンジニアの技術も学ぶことができるのです。そうすることで、より良い医療機器の開発に携わることができます。」と彼は言います。

Suchatvee氏によると、いくつかのタイの大学は、産業部門の専門家をよんでコースやカリキュラムを充実させることで、労働市場の需要の変化に追いつこうとしているようです。

さらに資源と人員を共有することで協力し合っている大学もあるようです。

「タイの大学は、競争するのではなく協力するべきです。協力することで、ノウハウを共有したり、運営費をカットできたりとwin-winの関係を築くことができるのです。」と彼は言います。

CUPTの会長はビジネスと大学は、変化に対応し失業者を増やさないためにも、国の人材の変革において手を取り合っていかなければならないと強調しました。

Suchatvee氏は大学はこれからの高齢化社会に対応するためにも、60代や70代で新しい技術や知識を学びたい人を対象としたコースを開講することを推奨しました。

技術を磨いたり人々を再トレーニングすることは国の競合性に勢いをつけ、新たな産業革命を生き抜くための労働力を確保するための助けとなるでしょう、と彼は言いました。